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メーホンソーン

チェンマイから行けるメーホンソーン【ワットチョーンクラーンの夜景は必見】

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チェンマイから北西へ130kmのところにあるメーホンソーン。標高高く、早朝は霧に包まれることから「雲上の別世界」と言われているそうです。ここへ訪れたら、必見の美しい寺院があるのでご紹介します。

目次

ワットチョーンクラーン・ワットチョーンカムの夜景

メーホンソーンというと、池に反射する双子寺院が綺麗だというので、一度見に行ってみようと2月に訪れてみました。中央にある黄金の仏塔がワットチョーンクラーン、左側の銀の屋根があるのがワットチョーンカムです。

池に反射する寺院が綺麗で、そんな寺院を見ながら後ろでは、皆さん屋台で晩ご飯を食べていました。

メーホンソーンの行き方

メーホンソーンへ行くには、飛行機・バン・車・バイクなどの方法があります。ただ、車やバイクで行かれる方は山道が長距離に及ぶので、十分注意しながら訪れてみてください。(※タイの交通事故○亡率は、日本の10倍〜20倍。走ってみた感覚として、周りは飛ばす上に蛇行運転、車間距離は狭く、ウィンカーなし、交通ルールの無視、路面環境の悪さ、ながら運転など、危険がたくさんあるため、タイでのバイク慣れが必須です。)

チェンマイからメーホンソーンまでの距離は約130km。私は何となくアーケードバスターミナルからバンで行ったんですが、思ってた以上の山道に吐きそうなほど酔ってしまったので、好みで選んでみてください。

  • 飛行機一日2便、所要時間は約35分。料金は片道約5,000円
  • バンはPAI(パイ)経由、メーホーンソーン行きで約5時間くらい。料金は片道1,000円

ワットチョーンクラーンの場所・営業時間

ワットチョーンクラーンがある場所は、メーホンソーン空港から近くにあるチョンカム池が目印。

(※ 赤線は、ナイトマーケットが開催。)

営業時間8時〜17時くらい、境内への入場は夜21時くらいまで大丈夫でした。

メーホンソーンの歴史

メーホンソーンはその昔、ラーンナー王朝(1296年〜)の支配下にあり、1558年にビルマ(ミャンマー)に占領されてからは属国になっていたようで。その後、ラーンナー王朝はビルマを追い出し、再び1796年に復権した歴史があるそうです。そのため、今でもビルマの影響を受けた建造物が至る所に見られるのが、メーホンソーンにある建築物の特徴になっています。

時代は進み、1831年頃のメーホンソーンは野生動物の宝庫であったことから、戦象基地の中心地としても発展していったそうです。

ワットチョーンクラーン

メーホンソーンの市街地の中心には、ワットチョーンクラーンはがあって、昔はチョンマイ寺と呼ばれ、人々の休憩所のようなお寺だったそうです。現在の姿は1867年に、このチョンマイ寺総院長の葬儀に来ていた、ビルマ僧侶のために建て直し、現在の姿になったんだとか。

屋根が何層にも重なる建築は、まさにビルマ文化の影響とのこと。メーホンソーンの観光シーズンは、11月〜2月下旬らしく、たまたま2月に訪れてみたら、チェンマイと比べると観光客は少なく、ほとんど見かけないほどでした。

時間帯によっては寺院の人以外に誰もいなく、地元の人からはタイ語で話しかけられるほど、ローカルな有り様でした。

それでも、メーホンソーンの長閑な雰囲気は良いものです。

かつてのチョンマイ寺は、現在プラ・パリヤティタム学校になっているようです。

夜景も綺麗で、手前には象さん。戦象基地として栄えた名残りでしょうか。

ワットチョーンカム

そして、ワットチョーンクラーンの東側に隣接しているのがワットチョーンカム。銀色と緑の屋根が何層も重なるこの寺院は、1827年当時のメーホンソーン統治者によって建てられた、地方最初のビルマ式寺院だそうです。1984年には、王室寺院に指定され、寺院には金箔が装飾されていることから、ワットチョーンカムと名付けられたんだとか。

本堂の中へ入ると、後光がカラフルにライトアップされた仏像の姿。

仏像の後光や座席のようなものは、じつはタイムマシーンを表現しているという説もあります。

ワットチョーンクラーン周辺の様子

ワットチョーンクラーンの周辺には、ノンチョンカム公共公園があって、さらに飲食店と民家があるという雰囲気。平日の昼間は屋台がないので、食事にありつくのに苦労するほど、お店とか少なかったです。

近くの脇道の様子。壁に絵画が描かれていました。この道は、向かいの山頂寺院、ワットプラタート・ドーイコーンムーに繋がっています。

夕方になると、屋台が営業を開始。

チョンカム池をぐるりと囲むようにして屋台の光が見え、山に沈んでいく夕日が綺麗でした。

前方の山頂寺院、ワットプラタート・ドーイコーンムーから見える夕日。

ワットプラタート・ドーイコーンムー寺院は、メーホーソンの市街が一望できる所なので必見ですよ。

ナイトマーケットといえば、ほとんどお客さんもいなく、あまりに静かな2月の平日でしたが、屋台はそこそこに盛り上がっていました。

定番料理はあるのかなという感じで、中にはチェンマイでも見かけない油そばのような、意外にも美味しい麺屋台もありました。

道で売ってるものと言えば、メーホンソーンのオリジナルTシャツ、100B(約400円)。その他、民族衣装、綿織物など。

メーホーソンの人口は約25万人だそうで、63%はチャン族・カレン族・モン族などの山岳民族が大半を占め、その他は大タイ族(シャン族)が住んでいるそうです。

少し南に行ったところで開催されてたナイトマーケットの民族ショーでは、やはりタイ人には見えないであろう日本人が一人で、少女たちの踊りを眺めてると、マーケットを巡回しているタイ軍警察に目をつけられてるような、そんな危機的な視線を感じつつ楽しめました。

リハーサルなのか、ライブもあったりして、遠くから鑑賞するタイ人たち。

タイ人の素朴な人柄を感じる無邪気な大人の姿もあって、目の前のやり取りを見てて、日本じゃもう見れない光景かな思ったり、これがタイローカルなのかと考えたり。

お洒落なドーナツ屋さんがあるなど、クオリティ高い屋台料理もありました。

観光客はほとんどいなく、タイ人で賑わうナイトマーケット。こういった日常がある東南アジアの外食文化は、今の日本とは違うよい雰囲気があります。

雑貨・衣料品コーナーはとくに大混雑。

タイローカルらしい、小さな遊園地もありました。

メーホーンソーン郊外の様子

メーホンソーンの郊外に行くと、タムプラファスア滝 国立公園という、雰囲気の良い公園もあります。

大きな魚が泳いでいて、近くの売店で購入した餌をあげたりしてました。

途中には、こんな景色のカフェ。独特な景観と、2月なのに真夏の陽気がタイらしく、良い雰囲気です。

コーヒーは香り高く、タイらしい味。

郊外へ行くほどに食べる所がなく、ようやく見つけたお店で食べた、米粉のようなトマトスープ麺は20B(約65円)。なぜチェンマイでは定番にないんだろう?と思うほど美味しかったです。

スートーペーン橋

そして、スートーンペー橋の民家のようなお店でパッタイ。これを作ってくれたおばさんは、すぐに目の前のハンモックでくつろぐ有様で驚き。

その後、橋を渡ってるともう1人、君のその携帯で写真を撮ろう!と笑顔なおばさんまで登場。日本の田舎もこうなのだろうかと思うほど自然体なタイ。

観光客はほぼいなくて、日が沈むまでワット・プー・サマナラーム寺院に居てしまいました。

綺麗な田園風景が有名なスートーンペー橋

夕日も綺麗でした。

この時期特有の焼畑がある夕暮れ。

まとめ

チェンマイにいると、周辺の県の一つであるメーホンソーンが何かと話題にのぼり、さらに現地の宿主まで行ってみてと言うので、行くことにしたのもきっかけでした。到着した夕方に、真っ先に向かった先がワットチョーンクラーンで、池に映し出された寺院はとても綺麗でした。

周辺の大自然な雰囲気も良く、田舎に住んだことのない私にとって、とても良いところでした。その他メーホンソーンには、レジャーや首長族の村もあるので、夜はワットチョーンクラーンを拝観したり、チェンマイとはまた違う時間を過ごしてみてください。

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