

ランパーン県には「浮かぶパゴダ」として知られる、ワット・チャルーム・プラキアットがあります。切り立った崖に浮かんだような白い塔は、タイ国王ラーマ4世の治世200年を記念して、前国王ラーマ9世により建てられました。

古くからある寺院と思いきやまだ新しく、標高約815mの山頂からは、タイの田舎風景が見渡せます。


市街地から少し遠いので、迷われている方や初めての方に、ワット・チャルーム・プラキアットについてご紹介していきます。



目次
ワット・チャルーム・プラキアットの見所


遠目で、あの切り立った崖へ行くの?と思うと少し不安でしたが、実際には右側の白いパゴダ群ではなく、黄色で囲んだ場所へ、麓に着いてからはピックアップトラックで約8分、それから階段を1,219段、約25分ほど登るとあっさり到着してしまうといった所でした。

見所としては、タイで一番美しい階段寺院とも言われるほどの「天空の階段」やら「タイのマチュピチュ」とも言われてしまうほどの山頂からのパノラマビューと、釈迦の仏足跡や各所での参拝などです。

頂には、前国王プミポン(ラーマ9世)の在位60周年を記念して建てられた本尊もあって、ここからの眺めがなかなかでした。
開園時間
- 平日は、7:30〜16:00。
- 週末と祝日は、7:00〜16:30。

ワット・チャルーム・プラキアットへの行き方・所要時間

ランパーンから行く場合
アクセス方法・所要時間
- 旅行代理店・宿泊先・時計塔でプライベート車をチャーターする方法(Grab/タクシーは、寺院の麓まで約7,000円〜12,000円)
- 個人でバイク(約2,000円)や車(約10,000円)で行く方法
- 所要時間は、約1時間
私はランパーンからバイクで行き、行きは寄り道しながら約2時間、帰りは1時間20分ほどでした。

交通量は少なめで、途中4カ所ほど寺院を発見しつつ、立ち寄ったりして、バイクならではの田舎風景が楽しめます。

チェンマイから行く場合

ポイント
- チェンマイからランパーン経由の場合、バスターミナル1か、アーケードバスターミナル から、ランパーン行きミニバンに乗り(約500円)、ランパーン到着後は、上記参照。
- チェンマイから直に行くには、日帰りツアー、4,000-6,000B/人(約2万円〜3万円)で行く方法。
- 所要時間:片道約2.5時間
チェンマイからは2ルートあって、一つは、ランパーンまで行き、市街地から北上するルート。二つ目は、チェンマイから直にドーイサケット方面から行くルートです。
バイクや車を借りて行くこともできますが、チェンマイからの交通量は多めなので、気をつけて向かってみてください。
麓からは、ピックアップトラックに乗り換え

ポイント
- 料金は、往復で1人290B(約1,450円)。
- 所要時間:片道約8分
麓に着くと、料金所があるので、そこでチケットを買い、定員に達すると出発します。

いざ登山



登山口に着くと、そこからは約300mほど平坦な道を歩いて階段に到着し、さらにそこから約1,219段を、約20分ほど登って仏塔エリアへ。

段差が低めなのでわりと楽でした。

クラビのワット・タムスアの方が、段差が少し高いというだけで1,260段がしんどく、登り始めたことを後悔した記憶があります。

道中、崖に沿った階段がひたすら続き

中間地点には、見晴らし台。

見晴らし台から、すぐのところには橋が架かっていて、記念撮影ポイントになっていました。

ベストシーズンは、11月~2月で涼しく、朝7時〜9時頃に雲海が見やすいとか。

さらに崖に沿った階段は続き

仏塔エリアの50m手前が分岐点になっているので、この看板から右方面へ少し登ると到着です。

上記の看板は🔟番で、仏塔エリアは13番。
看板から左方面の11番は、行き止まりになっていて「神様の水」があると言われてる場所になってるようです。

小さな湧き水があるようなところで、飲んだり体にかけたりすると、病気が治り・運気が上がると信仰されてるのだとか。

仏塔エリアに着くと、鐘が鳴り響き、ここから正面と左右合わせて、3カ所の見晴らし台へ進めます。

正面の雰囲気。

右側にある見晴らし台。

右側から向かい側に見えるのは左側頂にある本尊。

左側の本尊に到着すると、何組かのタイ人が、慣れた感じでくつろいでる様子。

どうやら、この寺院の起源は、古くから存在する釈迦の仏足跡に遡り、前国王のラーマ9世が、1980年代後半から1990年代にかけて何度も訪問していた山だったことが始まりだったとか。

当時、まだ辺境だったこの場所を、ラーマ9世国王が「ここを立派な寺院にしよう」とお金と資材を大量に寄進したのが、2004年からの建設の始まりで、2015年にワット・チャルーム・プラキアットが完成しました。

山頂の白くて美しいパゴダ群は、ほぼすべて「プミポン国王(ラーマ9世)の寄進」で建てられたもので、タイ人にとっては「ラーマ4世を記念して、ラーマ9世が作ってくれた聖地」という二重の敬意が込められています。


下山の様子

参拝を終え、景色を楽しんだあとは下るだけと思いきや、普段こんなに階段を降りることもないので、足がプルプルしそうになります。

それでも傾斜は緩やかな方なので、ゆっくり下山。

ほとんど森林に囲まれた階段を進む感じで、時おり見晴らしの良いところに出るといった景観でした。

カフェへ寄る

下山した登山口では、コーヒーで一休憩、55B(約275円)。

味は、チェーン店の方が美味しいかなと思うくらい、やや薄めの味。

土日は混むようで、さらに新年やアサンハブーチャ(仏陀が悟りを開いた後に最初の説法を行った日)の7月の満月にも、多くの人々が訪れるみたいです。

登山口にあるスマンカラロ洞窟

登山口には行きにスルーした、スマンカラロ洞窟もあるので、ピックアップトラックが来るまで寄ってみました。

瞑想修行でもしていたのかな?という雰囲気で、仏像がいくつか置かれていました。

釈迦の仏足跡

さらに、スマンカラロ洞窟から左へ廻ると、釈迦の仏足跡。仏足跡は、地元民が信仰する自然にできた岩のくぼみで「本物の釈迦の足跡」ではなく、タイではこうした自然跡を仏足跡とみなして信仰の対象とする例が多いようです。

まとめ

ここには、お昼くらいに来て、正午の田舎風景は素晴らしいなぁと思いつつ、朝の雲海が見れる時間帯や夕日もまた良いのかもしれないと思ったりしてました。

それでも、ここへわざわざ来てる観光客もそこそこいて、人気ある場所のようでした。道中は、約1時間程かかるので、周辺の観光スポットや寺院もチェックすると、より楽しめると思います。数百年以上前に奇跡的に発見され、地元で神秘的だと信仰を集める、ワット・チャルーム・プラキアットを、ぜひ訪れてみてください。










