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チェンマイ

ワットシースパンはチェンマイの銀閣寺

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チェンマイの銀閣寺と言われるワット・シースパン。タイといえば黄金色の寺院が大多数の中で、チェンマイには世界初のシルバーテンプルと言われる銀色のお寺があります。他にはない美しさと見所があったのでご紹介します。

目次

ワット・シースパンの場所と営業時間

ワット・シースパンがある場所は、サタデーマーケットが開催される、ウアライ通りの真ん中くらいにあります。

付近には牛の祠があって、そこから西側の横道に入っていくと「チェンマイの銀閣寺」と書かれた看板があるので、そのまま進んでいくと見つかりますよ。

営業時間は8時〜20時。平日は18時くらいには閉まるので、参拝したい方は17時前に訪れてみてください。土曜日のサタデーマーケットの時は、20時くらいまで開いていました。

ワット・シースパンの魅力

ワット・シースパンの魅力といえば、やはり銀光りするお寺の外観で、銀色もあるんだ?!と珍しく新鮮に感じました。

さらに銀版には彫刻が施され、タイの仏教観が描かれているなど、よほど背景知識がないと意味不明なくらい奇妙な模様の数々。

銀色の建物であるウボーソット(布薩堂)は、ラーンナー王朝からのしきたりから、女性には悪影響を与えるとのことで「堂内は女人禁制」になっているようです。

なので、女性は外からお祈りを捧げるという、他の寺院では見かけない珍しい光景があります。

内側の扉には、善と悪のイメージや、ヘビと楽器などが描かれていたりして、分かる人にしかわからないメッセージになっていたり。

天井。

床。古代遺跡を繋ぐレイラインを表現しているんでしょうか。

壁には、タイ語で何やらメッセージも。

裏側に回ると、そこにも金や銀で彫刻された仏教の世界観がライトアップされていて綺麗です。

夜は青色に。

ワット・シースパンの本堂

隣の本堂には女性参拝者がいました。タイ人の真剣なお祈りの様子は、いつも感心してしまいます。

壁には、たくさんの彫刻された銀盤。

タイ仏教の曼荼羅も。

寺院内にはシルバーアクセサリーの販売店

敷地内には150B(約525円)〜360B(約1260円)くらいの値段で、シルバーアクセサリーが販売されていました。

他を廻っても、寺院内でシルバーアクセサリーが売られている寺院もそうそうないので、やはり何か特別。

金と銀のお寺の間には朱色の建物もあって、ワット・シースパンの歴史資料館のようでした。

ワット・シースパンの歴史と銀細工職人

どうやらこのお寺は、今から約500年前にこの地を治めていた、ラーンナー王朝11代の王様ムアンケーオ王シリヨサワディーテーウィー王太后により、ウボーソット(布薩堂)が建立されたようです。

その要請は、王の母親であるシリヨサワディーテーウィー王太后によるものとも言われています。

そして現在の銀色の経堂は、2004年から始まった改修により、一層煌びやかな仕上がりになったそうです。

また、ウワラーイ地区周辺に根付く銀細工職人は、ラーンナー王朝初代の王様であるカーウィラ大王の時代に、チェンマイの地へ移民させたことが始まりとか。

今でもこの地区周辺では、銀器職人の作業風景を見ることができたり、マーケットでその作品を買うことができます。

まとめ

このお寺を発見したのは、チェンマイへ来てから半年後のサタデーマーケットの時で、ふとあの横道が賑やかそうだ思って入っていくと、また違った雰囲気のお寺が現れました。

とても見応えのある寺院だったので、何で今まで知らなかったのか?ここはパンフレットに載っているんだろうか?と、思ったほどでした。

年末の最終土曜日には、イベントで盛り上がっていたので、2022年は12/24(土)12/31(土)の夜をチェックして、ぜひこのワット・シースパンに訪れてみてください。

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