チェンマイ・サンカムペーン郡ボーサーンでは、毎年1月の第3金曜日からの3日間、タイ北部ランナー王朝時代からの文化を伝える【ボーサーン傘祭り&サンカムペーン工芸品フェスティバル】が開催されます。
傘を持って自転車に乗っているイメージしかなかったこのお祭りついて、その全貌をご紹介していきます。
目次
開催地・営業時間・アクセス方法
- 開催地 : サンカムペーン郡ボーサーン村
- 開催期間 : 1月の第3金曜日からの3日間
- 営業時間 : 9時〜23時
Googleマップ検索で「チェンマイ ボーサーン」でたどり着けますよ。
ボーサーン村へのアクセス方法
アクセス方法は、旧市街地からソンテウやタクシー又はバイク・自転車などの方法があり、所要時間は約30分〜45分ほど。
アクセス方法
- バイク : 一日200B(約700円)〜300B(1,050円)
- 車 : 1,000B(3,500円)〜
- 白いソンテウ : 15B(約52円)
白いソンテウでアクセスする場合は、ワロロット市場の近くにある、ピン川沿いに停車するソンテウに乗ってみてください。
ボーサーン傘祭りの見所
ボーサーン傘祭りの見所は、自転車パレード・傘工房の見学・お買い物・土日のナイトマーケット・様々なライブショーなどです。
一番盛り上がるのは、初日の夕方17時以降から始まる開幕式。
お昼の自転車パレードも欠かせないため、正午くらいにはボーサーン村に着いて、傘工房を見学したり、お買い物や食事などお勧めです。
初日お昼の飲食屋台は準備中だったものの、2日目以降はお昼から営業してました。
タイ料理屋さんやカフェもあるので、パレードまでの合間にいろいろ探索してみてください。
夕方から夜にかけて道路も会場も混み始めるので、17時前には到着している良いですよ。
ボーサーン傘祭り自転車パレード
ボーサーン傘祭りのハイライト、自転車パレードの様子です。タイの伝統的な着物を着て、カラフルな傘を持ちながら自転車を漕ぐチェンマイ美人。
パレードを確認したのは14時と18時でした。30分前にはパレードの整列が始まるので、待機中は撮影会のようになっていました。
パレードは、Umbrella Making Centreから出発して、ワット・ボーサーンの前で少し待機。一往復で20分程くらい、自転車を漕いでる時間は10分くらいです。
お昼の観光客は、意外にも少なめでした。
19時頃に始まる開幕式パレードでは、17時くらいにワット・ボーサーンまで一往復した後、ひたすら待機の様子で。自転車パレードの後ろには、さらなるパレードの準備が始まっていました。
待機時間は1時間半ほどと長いので、道行く人は写真を撮ったり話しかけたり。
タイランドの政府や軍警察などの関係者がひな壇に集まって祝う開幕式は、土日にはないので、ぜひ初日から楽しんでみてください。
Umbrella Making Centre
ボーサーン村に着くと、多くのが集まっているのがUmbrella Making Centre。傘やランタン、扇子、絵画、置物、雑貨などの伝統工芸品の販売店があったり、奥の傘工房では実際に傘作りの様子を見学することができます。
名産品の傘は、小さいもので150B(約525円)、大きいもので1,550B(約5,425円)のものが売られていました。
Umbrella Making Centerにある傘工房
Umbrella Making Centerの奥にある、傘工房の職人の様子。
お店を通り抜けずに、左側から直に傘工房へ行ける道もあります。
庭を囲むように屋根の下には通路があって、工程毎に職人さんが仕事を分担して作業していました。
右側の屋根の下では、傘に装飾をする職人さん達。
携帯のカバーに刺繍のような絵を描いてくれるサービスもしていて、どんな柄も100B(約350円)で描いてくれます。所要時間は20分程なので、先に注文してからお店の中を見て回るのも良いかもしれないです。
私は写真を見せて、古代文字を携帯のカバーに描いてもらいました。何か絵描いてもらいたい写真を持っていけば、期待に応えてくれますよ。
ボーサーン傘祭り、夜のパフォーマンスショー、ミュージックショー、ミスコンテスト
金曜日、19時頃の開幕式パレードの様子。
伝統の衣装を身に纏った、タイ伝統のパフォーマンス。
最後、山車に乗って現れたのはMiss Universal Thailandでしょうか。そんなミスコンテスト的なパレードもありました。
ボーサン傘祭りのメインステージ
ボーサーン傘祭りのメインステージは、交差点南側に設置されます。
初日の開会式では、北側のUmbrella Making Centre前がメイン会場で、2日目以降は交差点南側でした。
南側のステージでは、テレビカメラマンやレポーターも来る賑わいようで
歌・ダンス・ミスコンテストのクオリティは、どのフェスティバルにも引けをとりません。
とくに最終日は一番盛り上がり、少し観るつもりが意外にも面白く、最後までいてしまいました。やはり、タイ文化が感じられて良かったです。
5分30秒からは、ボーサーン娘によるファッションショー。
土日のボーサーンマーケット
2日目に営業を始めた、ナイトマーケットの様子です。サンデーナイトマーケットの1/4程の規模でも、見所がたくさんでした。
土日は、旧市街地でもサタデーマーケットやサンデーマーケットが同時開催中だったのですが、せめてこの週末はボーサーンナイトマーケットでしょ?と思うも、たぶん皆さん傘祭りがあることを知らないんだと思います。
サタデーマーケットの時に、よくワット・シースパン(チェンマイの銀閣時)にいるバイオリンの演奏者たちも来ていました。
昔の日本のような、レトロな雰囲気あるナイトマーケットで、輪投げ・射的・風船やぬいぐるみがあったり、路上パフォーマーに叩き売りの実演販売があったり。
以前、チェンマイの西北部のメーホーソーンへ訪れたことがあったのですが、そこと似た田舎のナイトマーケットのような。しかし、ボーサーン村特有の雰囲気がある屋台でした。
サンデーマーケットでは見かけない人達による、陽気な調理風景。
タイ定番の焼きそば、20B(約70円)。いろんな調味料で自分好みの味付けをするのがタイ流な食べ方で、クオリティ高かったです。
来ている人のほとんどは地元のタイ人で、観光客は1割もいないほどだったので、まだローカルなお祭りなんだと思います。
メインステージの隣、交差点の一角にある屋台は、装飾が綺麗でテーブル席もあったり、レポーターまで来る賑やかさでした。
まとめ
ボーサーン傘祭りは、思ったよりも面白いお祭りで、チェンマイで飾られている傘には長い歴史と伝統があったのだなぁとなんとなく分かって良かったです。
土日には、サタデーマーケットやサンデーマーケットまで開催されて、まるで傘祭りのこと知らないかのような凄い人出に(皆さん・・今日は傘祭りですよ?)と思いつつ、どこでも観光客あふれるチェンマイでした。
お正月が明けた1月の第3金曜日からの3日間は『ボーサーン傘祭り&サンカムペーン工芸品フェスティバル』を楽しんで、さらにその翌週と翌々週に開催されるチャイニーズニューイヤーとチェンマイ花祭りも合わせてチェックしてみてください。